手ぬぐい
それまでどうしても和の、お祭り用のイメージが拭えなかったし、別に気に入ったバンダナがいくらでもあるから自分はいいや.....と思っていた手ぬぐい。
それでも仲の良い友達が使っていたりするのを見ていて"ぁあ、この感じで使うのいいなぁ"と思い始めた頃、某ブランドのオープン記念的なあれでいただく機会があり......
ただでいただくのが憚られるほどにしっとり手触りが良く、大量の汗を拭いてもすぐに乾くし匂わないしでだんだんとヘヴィユーザーに。
さらに近所に定期的にやってくる手ぬぐい屋のおじさんに
”ニイちゃんなぁ、日本の手ぬぐいってのは柄に全部意味があってよぅ、例えばトンボは前にしか進まねぇから勝ち虫っていって剣道する人が好むし、豆は一粒でたくさんの実がなるから子孫繁栄と無病息災ってな、んで麻の葉はほうっといたって真ぁっ直ぐ丈夫に育つから子供の着物とかにもなぁ.....(中略)"って具合にそれぞれの柄に意味があるってのも教わって沼にハマり、地方に出かけた時はお土産に手ぬぐいを買ってくるようになり、今ではタンスが一段手ぬぐいで埋まるほどに.....
ただご当地ものだから、とかこの会場限定だから買ってるとちょっとコレは.....に当たっちゃうことも
そんなこんなを繰り返しながら、見え感も使い様も和と洋を折衷出来たらいいなぁと思って取り組んできた手ぬぐいが形になりました。
Props Store/手ぬぐい
綿(徳岡) 100%
34x98cm
濃紺
日本製
¥2,900+税
柄はラルフローレンの入りづらいフロアの方(w)で売ってるシルクスカーフとかドレイクスのシルクスカーフとかその辺をイメージしたポルカドットパターン。
生地は手ぬぐいに使われる材の中で最も糸が細くしなやかでしっとりな"徳岡"を使いました。
柄の型紙は無形文化財に指定されている手切りの”伊勢型紙"を.....
んでもう”徳岡””伊勢型紙"と来たら色入れるのも伝統技法でいきましょうってことで”注染"という表裏の別なく染まる昔ながらのやり方で染めていただきました。
機械じゃないから少しぼやっとしたアウトライン、ほんの少しづつ不均一な○.....
この道ウン十年の染め場の大将(女性)にも"とっても素敵な柄だわ"と褒めていただきました(照)
ちょっとだけクセを出してTyvek®ラベルを付けました。
要らないわ.....という方は外していただければ。
サイズは35cm x 98cm。
手や顔を拭くのももちろん、頭から被ってひよけにするもよし、帽子の間に挟んだっていいし、それこそシルクスカーフのように襟元に挿しても良いかもしれません。
気取った風に見えない柄だし、かといってイナたい印象にもならないので是非いろんな使い方をしていただきたいです。
という訳でメイドウィズプライドインジャパンなこのてぬぐいは近日発売予定です。
よろしくお願いします。
販売店舗
群馬県前橋市/Jamal
岐阜県岐阜市/College
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