バイクカルチャーが盛んなミネソタで生まれ育ち、NYはブルックリンで20年に渡ってハンドメイドメッセンジャーバッグを作り続けている"Mer Bags/マーバッグス"に別注したメッセンジャーバックパック/ショルダーが入荷しました。
2023年の頭くらいにオーダーしたのでおよそ一年掛かりましたが、オーナーでありデザイナー、製作者でもあるロブさんがお一人で全部やってらっしゃるので、それはもう、オーダースーツ、ビスポークと変わらない世界ということだし、それだけ世界一厳しい環境で生き抜いているローカルライダーからも支持されているという事で。
(めっちゃ支持されているにも関わらず爆速で仕上げてくださるバガブーさんのようなメイカーもいますが、彼らは例外中の例外だと思われます。)
ともかく待った甲斐あって今回も最高な仕上がりになりました。
バッグはどれも店頭先行で販売しているのでお近くの方はぜひ店頭で見ていただいて、とりあえず今日は以前にロブさんのインタビューを再掲しておきます。
<Rob Nelson from Mer Bags Brooklyn>
Q=Props Store
A=Rob Nelson/Mer Bags
Q:こんにちは、ロブさん。出身はどちらですか?
A:ミネソタで生まれました。冬はとてつもなく寒く、夏はメチャクチャに暑い所で、ミネアポリスとセントポールってとこでスケートボードをしながら育ったんだ。
ちなみにミネソタ出身のアーティストにはプリンス、ハスカードゥ、それからボブ・ディランがいる。
そんな街だよ。
Q:いくつくらいから自転車に興味を持ったの?それと自転車との関わりはどうだったか教えてくれる?
A:もうホント小さい時に乗り方を覚えた時からずっとだね。
すごくボロボロのシュウイン(*アメリカで最も売れていた大衆的ブランド)を手に入れて、自分で組み上げて仕組みなんかを覚えたんだよね。
14歳ごろかな、92年とか93年にはマウンテンバイクのレースに出てたよ。
で、1999年にアートスクールに行き始めた頃にミネアポリスでメッセンジャーをはじめて、2001年にはNYCに移って、2年以上はそのままメッセンジャーを続けたよ。
今は現役のメッセンジャーではないけど自転車には毎日乗っているよ。
Q:ロブさんがはじめて使ったメッセンジャーバッグはどこのもの?
A:1999年にメッセンジャーをやりだしたときに必要になったから自分で作ったものがはじめてなんだよね。だから正直言って自分のもの以外は使ったことがないんだ。
Q:どうしてマーバッグとしてメッセンジャーバッグのレーベルを始めることになったの?
A:NYCに移った時、僕はミネアポリスで自分で作ったものを使い続けてて、それを友達とかメッセンジャー仲間の為に作ってたんだけど評判が良くてさ、だったらこれは自分のレーベルとして始めるべきだって決断したんだ。
Q:自分以外のメッセンジャーバッグであなたに影響を与えたバッグレーベルはいますか?
A:カリフォルニアのゾバッグ、それから日本のレジスタントだね!
Q:ロブさんがバッグを作る上で大事にしてることはなんですか?
A:メッセンジャーの連中はすごくハードにバッグを使うからね。
防水、耐候、耐久性のある高機能素材を使うこと、彼らのようにハードに使っても壊れない縫製にフォーカスしてる。
僕が使う素材は頑丈な分、少し重いから、機能として意味を為さない仕様は出来るだけやらないしね。
だから必要最低限で充分な機能性があり、外見的にもシンプルなものが僕の思うバッグの究極系だね。
Q:あなたのバッグはすごくユニークだしクールだと思います。バッグ作りには何から影響されていますか。
例えば育った環境や今いるブルックリンからの影響、ライフスタイル、グラフィティアートなどのカルチャーとか。
A:ぼくはね、ファインアートや写真をミネソタカレッジアートアンドデザインで学んだんだ。
僕が好きなアーティストはブルースニューマン、ロバート・アーウィン、草間彌生、バスキア、バリー・マッギー(aka ツイスト)、ブリジットリリー、ESPO(スティーブパワーズ)、クリスヨハンソン、リネケダイクストラ、マイク・ケリー、マークゴンザレス、ゴダール、それからスパイク・リーだね。
それから若いときからスケートボードシーンにもすごく影響を受けてる。スケートボードのグラフィックも。70-80年代のドッグタウンもそうだし、90年代後半のトイマシーンのエリッサスティーマーのパートとか。
マイクキャロル、リックハワードがいたガール、チョコレート、それからクルキッドもすごく好きだね。
<最後にメールでやりとりしていて感動した(正直ちょっと泣いた)ロブさんのテキストを。>
大きな会社からのオファーがないってことは無いんだけど、できれば大きな会社のように間に人を介さずに自分達とか君たちのようなインディペンデント(独立系の)で小さなビジネスをやってる相手と組みたいかな。
きちんと自分のやりたいことを汲み取ってカスタマーに伝え切ってくれるからさ。
確かに納期は早いとは言えないけど(笑)、しっかり愛情込めて作っているから楽しんで使い切って欲しいと思っているよ!じゃあまたね!
Rob
====Props Store Annexの販売商品になります===
1990s Eddie Bauer
Goose Down Parka
Props Store Annexでの販売
Annexからは今日もwバウアーのグースダウンパーカ。
単価高いダウンパーカのようなモデルを3トーンで作るなんざ正気の沙汰とは思えませんが、それだけ勢い?があったのかもしれません。
当時の事情はどうにせよ、最高な配色であることに疑いなし。
179cm/L
ラグランスリーブで肩線が強調されない、全体に丸みのあるシルエット。
着丈も歴代モデルに比べるとほんのり短めです。
結構カジュアルだけど、ポップまではいかない配色。
ボトムはウールフラノのスラックスやProps Storeで販売中のパンツに合わせていただくと良い感じかと。
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